資金計画

・Q 家づくりにはいったいどのくらいかかるの?

 

大まかにかかる費用は建築工事費・諸費用の二つに分けられます。

 

・建築工事費

工務店等が直接、建物を建てるのにかかる費用(本体工事)

そのほかに別途工事費と設計料の三つに分けられます

 

別途費用とは一般的に既存建物の解体や地盤改良工事、建物の外回りの塀や門扉、屋外駐車場、植栽などの外構工事で会社によりその定義は少しずつ違います。

 

・諸費用

・申請と現場での費用

確認申請費用、近隣挨拶関係費、地鎮祭費用、上棟式費用

・登記関係費用

建物表示登記、土地所有権移転登記、抵当権設定登記

・ローン関係の費用

住宅ローン手数料、保証料(連帯保証人がいない場合)、

国体信用生命保険特約料(フラット35の場合)、

火災保険料

・建て替え時に発生する費用

仮住まい費用、滅失登記費用、引越し費用

 

本体工事に目が行きがちですが

本体工事は家づくりの総額からいくと75%程度に過ぎないといわれています。

 

 

家づくりにかかる費用と、家づくりに必要な資金をどう集めるかが大切です。

自己資金と金融機関で借りる住宅ローンの2つセットが一般的でしょう。

自己資金は総費用の最低でも20~30%以上程度を用意するのが望ましいです

※親からの支援(贈与)は贈与税がかかる場合があるので注意が必要です。

諸経費は建築工事費の5%以上を見込んでおくと良いです。

 

 

また工事の流れをしっかりと確認し、いつ、どこに、どれだけ支払えばよいのか、

支払いスケジュールも立てておきましょう。補助金を考えているなら早めに

相談しましょう。

また、ここで大切なのが人生設計です。

これからの人生でかかるお金は様々です。そして、今はかからなくても

いずれ出てくるであろう出費を書き出してみましょう。

また、予期せぬ出費もあるでしょう。

入院や社会情勢の悪化、新しい趣味、

それらを含め無理のない家づくりが本当にいい家と言えます。

 

 

家づくりにかかる税金

 

大まかに税金は4種類あります

①印紙税

工事の請負契約に貼るものです。

※工事契約金額により変わります。

②登録免許税

新築した場合の保存登記(法務局にこの建物は私のもですと公示するもの)を行う。

→建物の完成後1ヶ月以内に支払いが義務。

また、銀行などのローンを利用するとき、抵当権の設定登記が必要になります。

③固定資産税

毎年1月1日現在で、各市町村の固定資産課税台帳に記載されている土地・建物にかかる税金。

④都市計画税

都市計画法上の市街化区域内にある土地・建物について、固定資産税と同様にかかる税金。